【S7最終143位(R2000)】パオラッシャカミ対面

こんにちは、かろんと申します。

S7の構築記事を書きましたので、読んでいただけると嬉しいです。

 

【結果】
TNかろん:最高2008最終193x
TNバイオレット:最高最終2000(最終143位)

 

【使用構築】

※レンタルは消すかもしれません。

 

【構築のコンセプト】
初手のカイリューorパオジアンで数的有利を取り、裏のヘイラッシャ(クッション+欠伸展開)とハバタクカミで詰め切る。

 

【構築経緯】
現環境ではサイクルを回すのが難しいと感じたため、対面的な構築を握ることにした。レギュC序盤は初手の飛行テラスカイリューで数的有利を取り、裏の2体で詰める動きが強いと考え、初手カイリュー+裏ヘイラッシャミミッキュという構築を使っていた。しかし、ミミッキュの火力が絶妙に足りず落とす試合が多かったので、ミミッキュを裏から出して第二のエースにもなれるブエナハバタクカミに変更。また、環境が回るにつれて飛行テラスカイリューの通りが悪くなっていると感じたため初手に出して数的有利を取りに行くポケモンとして鉢巻パオジアンを採用。さらに、初手にカイリューとパオジアンが出しにくい時の先発要員として襷テツノツツミを採用。最後に、テラスタルまで考えると初手のディンルーが重くまた毒菱展開がきつかったので、選出画面で相手のディンルーの選出を抑制でき、受け寄りの構築に強く出れるポイズンヒールキノガッサを採用。

 

【個体紹介】


カイリュー@ラムの実 飛行テラス 175(68)-204(252+)-115-x-120-124(188)
マルチスケイル
テラバースト/神速/地震/アンコール
A:特化、S:準速キノガッサ抜き、H:余り

初手に投げて雑にテラスタルを切るだけで強かったので採用。持ち物はキノガッサや欠伸展開に強く出れるラムの実。環境が回るにつれて通りが悪くなり、選出機会が減った(S7最終日の選出率は2割程度であった)が、優秀な特性や搦め手に刺さるアンコール等非常に性能が高いポケモンであると感じた。HPが削れていても神速で裏を縛れることがあるので安易に切らないように心がけて立ち回っていた。

 

パオジアン@拘り鉢巻 フェアリーテラス 155-189(252+)-109-x-85-179
災いの剣
氷柱落とし/嚙み砕く/テラバースト/氷の礫
A:特化、S:最速110族抜き、B:余り

カイリューが初手に出しにくい時の初手要員として採用したが、最終日はほとんどこのポケモンを初手に投げていた。超高火力で相手のポケモンを粉砕してくれた。テラスタルはテツノカイナ、コノヨザル、ミミッキュ等と対面したときに切っていた。一方で、テラスを残しておくと裏のヘイラッシャやハバタクカミを強く動かせる時があるので、その他のポケモンに対してはテラスタルを切るかどうかを慎重に考えて立ち回った。このポケモンについてもカイリュー同様HPがミリでも残しておく価値が非常に高いので、安易に切らない立ち回りを心掛けた。

 

テツノツツミ@気合の襷 ゴーストテラス 131-90-135(4)-176(252)-80-206(252+)
クォークチャージ
ハイドロポンプ/フリーズドライ/クイックターン/アンコール
CS極振り、余りB

カイリューとパオジアンが初手に出せないときに初手に投げる枠。打ち分けられるテツノツツミは考慮されづらく出した時には活躍してくれた。たまにドロポンを外すのはご愛敬。また、ミミッキュやパオジアンに対してクイタンからヘイラッシャを投げる動きが強かった。ゴーストテラスタルは神速・マッパ等に対するケアであるがほとんど切らなかったのでドロポンの火力を上げる水やハバタクカミに対して強く出れる鋼などでも良いのかもしれない。

 

ハバタクカミ@ブーストエナジー 水テラス 145(116)-x-93(140)-177(172)-156(4)-181(76+)
古代活性
ムーンフォース/シャドーボール/瞑想/身代わり
HB:キョジオーンの塩漬けを最高乱数切って身代わりが耐える、S:最速110族+3、C:できるだけ高く、D:余り

初手で荒らした後のスイーパー枠として採用。調整は前期結果を残した方の記事を参考にさせていただいた。身代わり+瞑想が偉く、不利な盤面から何度も捲ってくれた。構築単位で重めなサーフゴーに対しても、水テラスを切ることで抗うことができる点も優秀であった。

 

ヘイラッシャ@食べ残し 草テラス 257(252)-121(4)-180(228+)-x-86(4)-58(20)
天然
ウェーブタックル/欠伸/守る/身代わり
HB:できるだけ高く、S:ミラーやキョジオーン意識で無振り25族+3、AD:余り

パオジアンが誰も受からない為採用。最初は身代わりの枠を地割れで採用していたが、打つ機会があまりなかったため変更。身代わりのおかげでキョジオーンを完封できたり、ミラーの不毛な地割れの打ち合いを回避できたりと非常に強かった。また、相手がラス1でかつ数的有利を取っているまたはHP割合有利を取っている場合に、身代わりを出せる体力を残して欠伸を入れることができると守る(ここで相手が寝る)→身代わり(相手確定眠りターン)→守る(最速起きのターン)と選択することでHPを減らすことのないままTODをする動きが非常に強力であった。草テラスタルは弱点である電気と草に対して耐性をつけるために採用した。ただし、役割対象の飛行テラバカイリューやパオジアンが重くなってしまうので一考の余地がある。

 

キノガッサ@毒々玉 岩テラス 161(204)-151(4)-121(76+)-x-81(4)-118(220)
ポイズンヒール
空元気/キノコの胞子/身代わり/守る
HB:一致イカサマやヘイラッシャのウェーブタックルを身代わりが大体耐える、S:できるだけ高く、AD:余り

初手のディンルーが嫌だったので主に見せポケ枠として採用。このポケモンを採用した瞬間にディンルーがほぼ選出されなくなったので採用した価値は大いにあった。なお、調整は前期結果を残した方の記事を参考にさせていただいた(スノーさんの構築記事:https://snowpokemon.hatenablog.com/entry/2023/06/01/211701)。テラスタイプは恐らくノーマルの方が良い(変えるのが面倒臭かった&テラピースを消費したくなかった)。受け全般に非常に強力であったが、サーフゴーに何もできないので選出する時はそれに注意して立ち回る必要がある。

※スノーさんにリンクの掲載許可を頂きました。ありがとうございます。

 

【選出】

・基本選出:パオジアンorカイリュー+ヘイラッシャ+ハバタクカミ
7,8割はこの選出。
シーズン終盤になるにつれカイリューの選出が減りパオジアンの選出が増えた。

・パオジアンとカイリューどちらも刺さっていない場合はテツノツツミを初手に投げることを検討。

・受け寄りの構築や毒菱展開にはキノガッサを選出することを検討。

 

【最後に】
目標としていた最終2桁を取ることができず悔しいですが、9世代で初めて最終日の上位帯で戦うことができて少しだけ自信がつきました。また、R2008から日和らずに潜れたこと、結果溶かしてしまったが最後の最後で滑り込みR2000を達成できたことは素直に喜ぼうと思います。
また最終2桁、そして最終1桁を目標に頑張ります!
何か感想や質問等ございましたらどうぞご連絡ください。(twitter:@charonpoke)
最後になりますが、関わってくださった全ての方に感謝します。ありがとうございました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。