【S29 最終72位(R2003)】 上振れザシオーガ
こんにちは、かろんと申します。
初めての最終2桁及び3度目のR2000(最終だと2度目)を達成することができたので記事を書きます。読んでいただけると嬉しいです。
【結果】
TN:ソード 最終72位(R2003)
【使用構築】
【コンセプト】
・選出画面で型の誤認を誘い、試合を有利に展開する(相手視点ヌオーがザシアン受け→サンダーは珠アタッカー、ランドは鉢巻orラムorオボン、といったように見えるのではないかと考えた)
・クッション(サンダー・ヌオー・ポリゴン2)で相手のサイクルを疲弊させ、ザシアンorカイオーガを通す
・サイクルが回しづらい相手や受け寄りの構築に対しては、霊獣ランドロスによる崩しを行う
【構築経緯】
禁止伝説2体ルールが始まってからは対応範囲が広いコスモパワームゲンダイナ+珠イベルタルを軸にした構築を使っていた。S27瞬間R2000、第61回葉桜杯優勝など一定の結果を残すことができたが、如何せん被弾回数が多いことによる急所負けが多く、対戦していてストレスが溜まったため今期は上振れ要素の多いザシオーガを握ることにした。
ザシアン・カイオーガに加え、相手のザシアンに強めのHBサンダーまではすぐに決まったが、相手のカイオーガが重いと感じていた。そうした中で、前期最終37位のSHOGINGさん(リンク:https://shoging1.hatenablog.com/entry/2022/04/01/223449)がカイオーガ受けに貯水HDヌオーを使われていたことを知り、試しに構築に入れてみたところ、貯水が全く考慮されずザシオーガにeasywinを量産することができたので即採用した。以上の4体では、受けループやラッキー+ヌオーの並びを崩すのが難しかったため、これも先ほどの記事も参考にしつつ補完枠として命の珠霊獣ランドロスを採用した。最後に、この5体では黒馬バドレックスがかなり重く、また珠サンダーの初手ダイマックスで試合が崩壊したため、それらに強くクッションとしても使えるHDポリゴン2を採用し、構築が完成した。
※SHOGINGさんにブログの紹介許可をいただきました。ありがとうございました。
【個体紹介】
ザシアン@くちたけん
ふとうのけん
197(236)-220(76)-136(4)-x-137(12)-191(180)
巨獣斬/じゃれつく/炎の牙/電光石火
A:11n・最低限の火力・HB特化サンダーが+2巨獣斬を確定で2耐え(メタモン意識)
S:準速スカーフウオノラゴン(75族)抜き
H:できるだけ高く
技構成はタイプ一致の巨獣斬・じゃれつくと裏のポケモンと合わせて縛れる範囲の広がる電光石火は確定。残り1枠は色々試したが、構築単位で呼ぶナットレイへの打点が欲しいこととザシアンかカイオーガのどちらかにヌケニンへの打点を入れておきたかったので、上にあげたSHOGINGさんの記事も参考にさせていただき、最終的に炎の牙となった。
Sラインに関しては陽気ザシアン以外には大体上を取れていたが、稀に意地個体と思われるザシアンにも抜かれていることがあったので、もう1,2増やしても良かったのかもしれない。
カイオーガ@突撃チョッキ
185(76)-x-111(4)-220(236)-161(4)-134(188)
潮吹き/熱湯/雷/絶対零度
C:ほぼ特化(11n)
S:準速マンムー抜き抜き
H:余り
技構成は潮吹き・熱湯・雷までは確定で、ラスト1枠に絶対零度を採用した。これは、氷技を打つ機会が少なかったことと、相手のカイオーガ対策枠やコスモパワームゲンダイナにワンチャン掴むためである。しかし、命中20%に賭けるのは長い目で見れば明らかに分が悪いと考えたため、できるだけ零度を打たなくてもいいような選出・立ち回りを心がけた。(その為、カイオーガの通りが良い構築に対しても選出しないことは結構あった。)零度を採用したお陰で掴めた試合もあったので打ち分けられる型であれば採用するメリットも少しはあるのかもしれないと思った。
サンダー@ゴツゴツメット
静電気
197(252)-x-150(252)-145-111(4)-120
暴風/ボルトチェンジ/熱風/羽休め
HB特化
技構成は暴風・ボルトチェンジ・羽休めまでは確定でラスト1枠は電磁波等と悩んだがナットレイ・ザシアン意識で熱風とした。無限にザシアンに後投げしていっぱい静電気を引いてくれたし、暴風混乱で多くの不利な状況を打開してくれた。そして受け寄りの選出をした時にはダイマエースにもなってくれた。結局サンダーが最強ポケモン。
ヌオー@食べ残し
貯水
202(252)-105-106(4)-x-128(252)-55
地震/欠伸/守る/自己再生
HD特化
本構築のMVP。貯水が再戦以外考慮されず、多くのカイオーガをカモることができた。ザシオーガに対してザシアンを初手に投げ、ほぼ初手に置かれる相手のカイオーガに対してヌオーに引く動きが安定する(この場合の相手の初手の行動はダイストリームor HBサンダーに引く、スカーフなら潮吹き、なので)。よって、相手がダイマックスを切ってくれれば欠伸でほぼ勝ち、サンダー等に引かれてもこちらもHBサンダー引きから試合を展開することができるのでゲームプランが組み立てやすかった。ザシアンの特化+1じゃれつくをほぼ耐えるのも地味に偉かった。どうでもよいが、2000チャレの試合、相手のスカーフオーガの零度で飛んでいった時は絶望した。
霊獣ランドロス@命の珠
威嚇
165(4)-197(252)-110-112-100-157(252)
空を飛ぶ/地震/岩雪崩/草結び
※草結びのダメージを上げる為CもV
AS特化・陽気はホウオウ、ゼクロム等の最速90族意識
崩し枠の珠ランド。多くの受けループやラキヌオを破壊してくれた。ザシアンが苦手な日食ネクロズマ、カイオーガが苦手なゼクロムに対しても強いのが偉く、構築の補完としてピッタリだった。ヌオーをはじめとする草4倍勢意識での草結び採用となっているが、ダイウォールをしたい場面もあったこととコスモパワームゲンダイナがきつかったことから剣舞でもよいのかもしれない。
ポリゴン2@進化の輝石
アナライズ
191(244)-100-112(12)-125-161(252)-72
イカサマ/冷凍ビーム/電磁波/自己再生
※ダイアークのダメージを上げる為AもV
HD特化
珠サンダー・黒バドレックス意識での採用。技構成は黒バド意識のイカサマ、サンダー等への冷凍ビーム、自己再生までは確定で、残り1枠はジガルデ等意識でまるくなるも検討したが黒バド対面で裏に対して押せる電磁波を採用した。初手ザシアン黒バド対面で巧まれ、次ターンにポリ2を投げたら引き読みで+2ダイサイコを打たれて試合が崩壊することがそこそこあったものの、しっかりと活躍してくれた。あまり当たらなかったがWキュレム、レシラム等に強めなのも良かった。(Wキュレムが零度を持っていればその限りではないが…)
【選出】
・対ザシオーガ
ザシアン+サンダー+ヌオー
・対ザシイベル
カイオーガ+ザシアン+サンダー
余りにもカイオーガの通りが悪い場合はランドロスを選出することを検討
・対ザシ黒バド
ポリゴン2+ザシアン+サンダー
カイオーガが通っている場合は選出することを検討
・対ホウオウダイナ・ラキヌオなどの受け系統
ランドロス+@2
・対日ネク入り
裏次第ではランドオーガを同時選出することも。
・対ゼクロム入り
ザシアン+ランドロス+@1
基本的にはこのように選出したが、相手の構築によっては違う選出をすることもあった。ザシオーガを同時選出することは少なく、特にカイオーガは選出率が低めであった。どうしてもサイクルを回せそうにない構築にはザシオーガランドと対面的に選出することもあった。初手出し負けてもケアが効くような選出を心掛けた。
【最後に】
長い間目標としてきた最終2桁を達成できてとても嬉しいです。最終日は1900くらいからのスタートでしたが、上振れにも恵まれて目標を達成することができました。ポケモンたちが本当に頑張ってくれたと思っています。
5月は最終日の夜潜れないことが決まっており、そういった意味でも時間にある程度余裕があった4月シーズンで最終2桁を達成できて本当に良かったです。
今後は(私にとっては高いものですが...)最終1桁を目標にしつつ、自分のペースでポケモンと向き合っていけたらと思います。
しばらくはレンタルパーティを公開しておくので、良かったら使ってみてください。感想や質問等あればお気軽に連絡ください。(twitter:@charonpoke)
最後になりますが、関わってくださった全ての方に感謝します。ありがとうございました。特に、twitterでおめリプをくださったりふぁぼってくださった方、本当に嬉しかったです。重ねてお礼申し上げます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。